手取川七ヶ用水土地改良区は、手取川の水の恵みを人々の農業やくらしに役立てています。
七ヶ用水発電所の概要
七ヶ用水発電所(平成16年4月1日運転開始)は、手取川の右岸に位置し、白山頭首工より取水した農業用水を、七ヶ・宮竹分水工と1号分水工で分水した水で発電を行う、流れ込み式発電所です。
七ヶ用水発電所が1年間に起こすことの出来る電気量は、約390万kWhで、一般家庭約1,100戸で1年間に使う電気量に相当します。
また、平成14年度に施行された環境負荷の低い新エネルギーの利用を進める「新エネルギー等電気利用法(RPS法)の認定を受けた環境に優しい発電所です。
発電所計画諸元 | ||
使用水量 | 最大出力時 | 15.00m3/s |
有効落差 | 最大出力時 | 5.45m |
発電出力 | 最大出力時 | 630kW |
水 車 | 種類 | S型チューブラ水車 |
回転数 | 200rpm | |
出力 | 694kW | |
発 電 機 | 種類 | 横軸三相交流同期発電機 |
回転数 | 900rpm | |
容量 | 670kVA |
発電所の特色
土地改良区が管理する施設に必要な電力を供給するための自家用発電所で、農業水利費の低減を図ります。
発電した電力は、一般配電線を利用して北陸電力(株)に売電し、その収入を農業用水利施設の電気料金に充てます。
農業用水従属式発電所です。
発電所は約8km離れた手取川七ヶ用水土地改良区から遠隔で監視制御します。
事業小史
平成 8年 | 中小水力開発調査業務 | |
平成 9年 | 4月 | 県営かんがい排水事業「中島地区」新規採択 |
平成10年 | 9月 | 1号幹線水路工事着手 |
平成11年 | 9月 | 2号幹線水路工事着手 |
平成12年 | 7月 | 発電水利権許可(当時の建設省) |
8月 | 工事計画届出 (当時の通商産業省) | |
9月 | 余剰電力受給協定(北陸電力株式会社) | |
導水路工事着手 | ||
平成13年 | 9月 | 発電所工事着手 |
平成16年 | 3月 | RPS法認定 |
発電所完成 | ||
4月 | 運転開始 |